新日本・コロナクラスター発生以来沈黙を続ける棚橋選手は今何を思う

2021年5月12日記

 

棚橋弘至,コロナ

 

新日本プロレスに発生してしまったコロナ陽性判定9名とプロレス界初のクラスター。
それ以来沈黙を続ける棚橋弘至選手。今何を思っているのでしょうか?

 

 

自主的待機でSNS自粛中?

別ページでも書きましたが、「レスリングどんたく2021」で残念ながら発生してしまった新型コロナウィルス陽性判定及びクラスター。

 

棚橋選手が陽性判定者なのかどうかは定かではありませんが、福岡大会以後、Twitterで仮面ライダーネタを呟かれるぐらいで、ほぼ毎日更新していたブログなどは未だ沈黙を守ったまま。

 

おそらく、自主的隔離もしくは自宅待機中なのかと思います。

 

タイトルマッチで惜しくも敗退してしまった時には、何日かするとブログ復帰するというのが定番でしたが、今回は全くの無音。この無音が事の重大性を物語っていると思います。

 

 

棚橋選手の今の胸の内
今、きっと悔しいの一言なのでしょう。言葉を発したいけど、新日本プロレスのトップ、そして業界のトップの一人として、むやみやたらに発言することで「逆に混乱を招く。なので自重する」と思ってらっしゃるのでは?

 

 

ここ数年、

 

オカダ・カズチカ選手
内藤哲也選手
ジェイ・ホワイト選手

 

などなど、ポイントとなる試合では惜敗を繰り返して、その都度時代を明け渡してきました。

 

それは「俯瞰で業界を見ている」彼にとっては決してマイナスではなく、発展のためには「良し」と思っているのかもしれません。
「踏み台」にされるのは本望とも思っている節も感じます。

 

Podcastのいつかの回で「猪木さんのようにボロボロにされるのも良し」との発言もありました。

 

 

かつて否定した「闘魂」の背中を見ている?

晩年の猪木さん。相手にボロボロにされた試合が多かったように思います。

 

■1994年5月1日・福岡ドーム大会
棚橋弘至,コロナ
グレート・ムタとの世界観闘争では毒霧で顔面を緑に染め抜かれ、猪木の世界観が破壊されそして凌駕された伝説の一戦。

 

■1994年9月23日・横浜アリーナ大会
棚橋弘至,コロナ
ウィリアム・ルスカ戦でのレジェンドマッチでは、トップロープ越しでのスリーパーホールドで失神に追い込まれる。

 

■1995年1月4日・東京ドーム大会
棚橋弘至,コロナ
格闘家ジェラルド・ゴルドー戦では、格闘技界のトレンドでもある「カーフキック」を何発も食らい、歩行困難に。

 

 

そして極めつきなのが、

 

 

■1996年1月4日・東京ドーム大会
棚橋弘至,コロナ
ビッグ・バン・ベイダー戦。まさにボロボロにされた一戦。あの投げっぱなしジャーマンスープレックスは今でも語り草。

 

これらの試合はボコボコ・ボロボロにされても、最後は大逆転勝ち。
猪木さんの受けの凄みが発揮された試合の数々が最近の棚橋選手の脳裏によぎっているのかもしれません。

 

かつて闘魂を否定した男が、「郷愁の猪木」の背中を今、見ているのか?思い浮かべているのか?

 

が、それはファンとしては寂しい限り。
ジェイにはリベンジして欲しいし、海の向こうの「キング・オブ・ストロングスタイル」との戦いをもう一度見たいし。

 

棚橋選手の復活は同時に新日本プロレス復活の狼煙。待ってます!

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