ジョン・モクスリーvs永田裕志のタイトルマッチを見ての感想
現地時間5月13日に行われた「AEW DYNAMITE」オープニングマッチで行われた「IWGP USヘビー級選手権試合 ジョン・モクスリーvs永田裕志」の一戦を見ての感想ページです。
ジョン・モクスリーの希望で実現した「永田戦」
新日本プロレスワールドにて配信開始になった「モクスリーvs永田」の一戦。
ワールド内で見ることが可能になったAEWの世界観。ユーザーとして便利でありがたいの一言。
このコロナ禍で新日本プロレスはAEWとの関係性を再構築。結果、不幸中の幸いとでも言いますが、実現に至ったのでしょう。
と、今回のシングルマッチ。裏話的にジョン・モクスリーの希望で実現したそうですね。
アメリカ在住のロッキー・ロメロ選手経由で永田選手に伝わったそうで。
希望した理由は、単純にモクスリー選手の永田選手へのリスペクトの念なんでしょう。それが試合後の
お互いガンガンやりあって身体はボロボロになっちゃったけど、、最後はノーサイド。
— 永田裕志 (@nagata769) May 14, 2021
モクスリーに、AEWに、全米に、世界中のプロレスファンに乾杯ゼァ??#yujinagata #jonmoxley #aew #njpw pic.twitter.com/DNNqTBfQDd
ビアで乾杯に現れてますよね。
初めてのAEWオープニングVと志田光
初めてAEWのオープニングVを鑑賞。これは観てるだけ、気持ちが高揚。
普段はAEWを見ていない筆者。久々にCody選手やヤングバックス、ハングマン・ペイジ選手を見て「ほぉぉぉ」と懐かしい気分に。
個人的には2018年のG1クライマックス。ハングマン・ペイジ選手のファイトぶりにが素晴らしく移り、日本に残って欲しかったなぁと、今でも思ってます。
当時、棚橋弘至選手がバックステージコメントでペイジ選手引き込もうとしていたあたりも、評価している選手が多かったのではないでしょうか?
そんなことを思いつつその刹那、Vの中に女子プロレスラー・志田光選手が。サラッと登場してましたが、単純に凄いなと。海を飛び越えて名を上げるために頑張っているのだなとVを見ただけで伝わってきました。
ジム・ロスさんの実況と成田蓮選手の佇まい
さて試合の方。IWGP USヘビー級選手権試合は、なんと番組内のまさかのオープニングマッチ。
これにはビックリ。
と同時にジャパニーズファン的視点で見ると「オープニングマッチはその日の興行を左右するぐらい大事なポジション」と言われているので、日本的視点を意識したのでしょうか?
永田選手の入場時。
実況は元WWEのジム・ロスさん。気合いの入った表情を実況しつつ、あのジム・ロスさんが「ナガ?タ」と連呼するのは感慨深く。
それ以外にも「タナハ?シ」「オカ?ダ」。これまた感慨深く。。
永田選手のセコンドには成田蓮選手の姿が。
と、見た目が完全に柴田勝頼化。特に後ろ姿の佇まいは完全にザ・レスラー。柴田勝頼選手をリスペクトしている成田選手。
ザ・レスラー特有の昭和の匂いがうっすらしだした気がします。
期待通りバチバチなIWGPUSタイトルマッチ
睨み合い→エルボー合戦からタイトルマッチスタート。
まさにジャパニーズスタイルな幕開けに、ジョン・モクスリーという選手が求めている戦いとは、こういうのを好んでいるのですね。
WWEでは無かった、バチバチなストロングな
と、ふいにロッキー・ロメロの顔がカメラに抜かれる。元気そうでなにより。ランス・アーチャーの姿も。
さて、2人の戦い。胸板にキックの3連打。
そのあとも「蹴ってこい!」とばかりにその胸を突き出して永田を挑発するモクスリー。
橋本真也の蹴りを胸板真っ向受け止める1990年代の長州力を彷彿とさせる感覚。
終盤、永田選手まさかの雪崩式エクスプロイダー!
見ているか、秋山準!!
そしてバックドロップホールドを狙うが、モクスリースリーパーで返す!
が、これを腕を取り返すナガ?タ!
そしてそして、、
History was made on #AEWDynamite when @nagata769 faced off with @JonMoxley for the First Time in #AEW
— All Elite Wrestling (@AEW) May 14, 2021
?? https://t.co/ihfwr2er1h pic.twitter.com/0EmyqM4FMR
シロ〜メ!
いやいや、何度も何度も観てきた白目。この日はいつも以上に勇敢に見えて泣いてしまいそうです。。
フィニッシュ前にオーバーラップした「永田vs藤田」
そしてフィニッシュのモクスリー選手、デスライダー直前。頭に向けて膝蹴りを何発か。
これを観た時に、あの2001年6月藤田和之vs永田裕志がオーバーラップ。
あの試合は、時の王者・藤田選手が永田選手をボコボコに。特に仰向けの永田へ大量の膝蹴り連打。
モクスリーがあの試合を知ってるかどうかはわかりませんが、それでも一瞬オーバーラップしてしまい。。
最後はデスライダーでモクスリー選手のピンフォール勝ち。試合後、
Respect. #AEWDynamite pic.twitter.com/3csekbx2Ri
— All Elite Wrestling (@AEW) May 13, 2021
気持ちの良いノーサイド。
モクスリー選手がまさかの座礼。応じる永田選手。いやあ巣籠りでやさぐれた心が解れた瞬間。
ありがとう!モクスリー!ナガ〜タ!