「WWEと新日本プロレスが業務提携で接近中」を考察

2021年5月29日記

 

WWE,新日本プロレス,業務提携

 

世界最大のプロレス団体・WWEが新日本プロレスとの業務提携を目指して話し合いが行われているとの情報が駆け巡りました。内容と本当に提携するのか展望をまとめてみます。

 

 

3月から4月にかけて交渉が開始か?

昨夜、ネット界隈を駆け巡った新日本プロレスとWWEの業務提携話。

 

始まったのは数か月前の3月から始まったそうで、WWE首脳陣の一人であるニック・カーンという方が席に着いたそうです。
(新日本プロレス側は不明)。

 

WWEから提案があったとされているのが、WWEスーパースターの一人、ダニエル・ブライアン選手の新日本プロレス参戦案。

 

ブライアン選手は先日久々に有観客で行われた年間最大の祭典「レッスルマニア37」終了後、フリーエージェントの立場になっています。
WWEに参戦しつつも、他団体にも出場出来るように要望しているよう。

 

WWEからのブライアン選手の参戦案は、彼の要望を汲んだ上で新日本プロレスに提案した?

 

ブライアン選手と言えばオールドファンではご存知、かつて「アメリカン・ドラゴン」のリングネームでマスクマンとして新日本に参戦していた経歴を考えると、ブライアン選手自身が参戦OKを出したのかもしまれせん。

 

 

アメリカ国内の「独占パートナー」とAEW対策?

ブライアン選手の参戦案と同時にWWEからの提案の一つであったとされるのが、アメリカ国内での「独占パートナー」。

 

言葉をそのまま解釈すれば「新日本プロレスがアメリカ国内でビジネスする場合、他団体との絡みが不可能になる」と。

 

新日本プロレスは今年に入ってから、KENTA選手・永田裕志選手が参戦したAEW。
ジュース・ロビンソン選手とデビッド・フィンレー選手、そして現在小島聡選手が参戦中のIMPACTレスリング。

 

この2団体とのビジネス・交流が非常に活発になり、このコロナ禍で日本での興行が中々行えない中、我々日本のファンも喜んでいるところ。

 

その状況で仮にWWEと独占パートナー案を受け入れた時に、これらの団体とのビジネスがおそらく不可能になると推測されます。

 

今年に入ってから交流が始まったAEWとIMPACTレスリング。2団体との関係性も考慮しながらのシビアな選択・判断が求められるのかもしれません。

 

 

一方でWWE。

 

このコロナ禍で資金繰りに困難に当たっているようで、かなりの人数の選手・スタッフの方のリストラが進んでいます。

 

その状況化でAEWの存在も無視できなくなってきたと。
アメリカ国内の番組「WWE NXT」と「AEWダイナマイト」の視聴率では、AEWの方が勝る時もあったりするのもきっと気にしているのでしょう。

 

新日本プロレスがAEWとビジネスすることを嫌って?それを阻止する為にWWEが対策の一面が今回の「独占パートナー」の提案の一つかなと。

 

当然、新日本プロレス側としてはそれも理解していることでしょう。
この辺りも踏まえながらジャッジ・経営判断していくと想像されます。

 

 

メガスター不在も要因?

現在のWWEは

 

WWEヘビー級王者 ボビー・ラシュリー
WWEユニバーサル王者 ローマン・レインズ

 

の2大王者を中心にストーリーラインが進んでいます。

 

が、ここ数年、いわゆるメガスター不在となっているWWE。
昔で言えば

 

 

ハルク・ホーガン
ザ・ロック
ストーンコールド
アンダーテイカー
ジョン・シナ

 

 

などのメガスターが複数いました。ジョン・シナ以降、ぶっちぎりのメガスターが誕生していないのがWWEの悩みの種の一つ?と思われます。

 

何年も前から、ローマン・レインズをメガスターへ押し上げるべきプッシュを行ってきましたが、「ロス・インゴベルナブレス」前のかつて内藤哲也選手のように、ファンが受け入れず伸び悩み

 

そんな中、白血病を患って戦線離脱。治療が終わって戦線復帰したと思ったらこのコロナ禍。

 

このメガスター不在の穴埋めを新日本プロレスに求めている?ような気がします。

 

 

木谷会長はどう考えているのか?

新日本プロレスとWWEといえばもう一人欠かせない人物が新日本プロレスの親会社・ブシロードの木谷会長。

 

新日本プロレスを買収してからは、ひたすら打倒WWEを掲げてきた方。
その打倒の施策の一つが、オフィシャル動画サイトの「新日本プロレスワールド」の立上げだったりします。

 

あれはWWEオフィシャル動画サイト「WWEネットワーク」に倣ったもの。

 

値段も99ドルに対抗して999円。

 

 

ビジネス的にプロレス界の大母艦・WWEを意識してきた新日本プロレスと木谷会長。

 

このコロナ禍で舵をきって方向転換するのか?
敢えて相手の懐に飛び込んでいくのか?

 

 

いずれにしても全ては新日本プロレスの考え方次第だと思われます。

 

が、ファンとしてはきな臭い話ではなく、夢のある話・交流になってほしい!
だって見たいですよ、

 

 

棚橋弘至vs中邑真輔!
内藤哲也vs中邑真輔!

 

 

特に制御不能になってからの内藤哲也を触っていない中邑真輔。
この1カードで東京ドーム超満員札止め確実。

 

ぜひ、夢のある話でありますように!

TOPへ