熱闘NEVER6人タッグ!内藤SANADAはIWGPタッグ戦線へ?

2021年6月3日記

 

新日本プロレス,NEVER無差別級6人タッグ選手権試合,後楽園ホール

 

新日本プロレス「Road To DOMINION」6月2日後楽園ホール大会。

 

メインイベント「NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvs内藤哲也&SANADA&BUSHI」は30分超えの熱闘!

 

飯伏幸太とジェフ・コブ乱闘!ジェフの挑発に飯伏がキレた!

 

 

 

30分超えのNEVER6人タッグ選手権試合!

後楽園ホール2連戦の2日目のメインイベント

 

 

■NEVER無差別級6人タッグ選手権試合
<王者>後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI
vs
<挑戦者>内藤哲也&SANADA&BUSHI

 

の一戦。

 

実力拮抗の6人のタイトルマッチは、発表されてから「乱入介入なしの純粋なプロレスが見られそう」と、非常に期待値が高かったマッチメイク。

 

その試合内容は期待通りの展開どころか、NEVER6人タッグ史上、初の30分超えの熱闘激闘に。
まだまだ緊急事態宣言中の東京。こういった試合を観たいのです!と、大声で言っておきます(苦笑)

 

 

試合開始前。

 

YOSHI-HASHI選手が内藤選手がガウンを脱ぐまで自身のTシャツを脱がなかったのが、非常に印象的。
その視線から、何かしらの覚悟を感じた瞬間。

 

あの視線は個人的に見たことなく、言わば「シン・YOSHI-HASHI」といった感覚。

 

 

後藤選手とSANADA選手から始まったタイトルマッチ。
と、後藤選手の髪型に何か色気を感じると。

 

 

石井選手と内藤選手のマッチアップ。
と思ったら、

 

BUSHI選手にタッチしてスかす

やっぱり内藤出る

やっぱりBUSHIにタッチ、

 

と序盤は徹底的に石井選手を挑発。徹底を徹底的にとでもいいますか。

 

 

コーナーにBUSHI選手を追い詰めてのYOSHI-HASHI選手のチョップの説得力たるや。
解説の鷹木信吾選手曰く

 

「YOSHI-HASHIのチョップは、新日本で1番キツイ」

 

昨年のG1クライマックスから、一皮も二皮も剥けたYOSHI-HASHI。チョップの威力に如実に現れてるのでは?音だけだったら、プロレスリング・ノア、丸藤選手のアレと同格か?

 

 

と、両チーム、じっくりな展開にロングマッチを想像させます。
この両チームなら、最高なNEVER6人タッグにしてくれるはずだし、その意気込みを感じざるを得ない、とでも言いますか。

 

 

10分経過。

 

内藤選手がYOSHI-HASHI選手の腕を決めるねちっこい展開。

 

そのYOSHI-HASHI選手からタッチを受けて石井選手リングイン。

 

まさに鬼の形相。

 

2014年2月から続く両者の因縁具合が石井選手の形相に現れています。

 

石井選手と内藤選手エルボーの打ち合い。
「来いよ」と挑発の石井選手が打ち勝つ。凄い音。

 

 

 

15分経過。

 

石井選手とSANADA選手のマッチアップ。
珍しいマッチアップ。

 

二人のシングルマッチってありましたっけ?ぐらいの新鮮な光景。

 

 

後藤選手とSANADA選手。
ここから少し動きが出てくるタイトルマッチ。

 

乱入介入なしの、ピュアなプロレスに多幸感すら感じます。

 

 

と、荒武者をパラダイスロックで捕獲のSANADA選手!
ここまでパラダイスロックが出てないのが不思議なぐらい濃密な試合ですわ、これ。

 

 

反撃の荒武者は、SANADA選手をスリーパーで捕らえて後藤弐式!ギリギリ2カウント!
直後に後藤三式!ギリギリ2カウント!

 

後藤選手、一連の丸め込みは賛否ありましたが、ここまでバリエーションを見せられると素晴らしいの一言。

 

 

YOSHI-HASHI選手とBUSHI選手のマッチアップ。
ヘビー級に負けじと、BUSHI選手がトペ・スイシーダを発射!

 

BUSHI選手のそれは、真っ直ぐ跳び切る姿勢がキレイ。

 

 

後藤選手とYOSHI-HASHI選手の合体技を阻止する内藤選手。
ここからロスインゴが形成逆転!

 

終盤の展開が凄い↓

 

BUSHI選手、YOSHI-HASHI選手にMX狙うも失敗!

 

 

YOSHI-HASHI選手逆転し、バタフライロックで捕獲!締める締める!

 

 

ギブアップしないとみるや、隠し技シッティングパワーボム!が、ギリギリ2カウントで返すBUSHI!

 

 

ここから両軍入り乱れ!

 

 

その仕上げに、BUSHIのセカンドロープからのMXがYOSHI-HASHIに炸裂!

 

 

返すYOSHI-HASHI!

 

 

今度はトップロープからMX発射!

 

 

が、ラリアットで返すYOSHI-HASHI!テーピングを巻いている右肩がキツい!

 

 

BUSHI・YOSHI-HASHI、両者ダウン!

 

 

両軍再び入り乱れ!

 

 

からの、秘儀BUSHIロール!

 

 

を、スーパーギリギリ2カウントで返すYOSHI-HASHI!

 

 

いやいや、ドキドキやで!

 

 

30分経過!

 

 

YOSHI-HASHIカルマを狙うが、BUSHIが返す!

 

 

が、2回目のバタフライロック捕獲!粘るBUSHI!

 

 

カットに入りたい内藤を石井が逆十字でキャッチ!

 

 

後藤もSANADAを捕獲!

 

 

と、YOSHI-HASHIのバタフライロックが腕取りの変形バタフライロック!!!

 

 

たまらずBUSHIギブアップ!ケイオス、5度目の防衛!

 

同王座、防衛最多記録となる5度目の防衛に成功のケイオス勢。
王座防衛回数を伸ばす度に、YOSHI-HASHI選手の偉そうですが、成長していく感覚。

 

 

その勢いでそろそろ、「シングル」のNEVER無差別級に挑戦も視野に入れていいはず!

 

 

内藤&SANADAはIWGPタッグ戦線へ?

内藤選手の試合後のバックステージインタビュー。

 

「いい刺激をもらったよ。」
「(6人タッグでプロレスの可能性、楽しみ方を改めて感じることが出来た。」
「タッグマッチも楽しみの一つだなぁって」
「そう言う意味では、SANADAとのタッグもアリかな?」

 

「来年東京ドームのメインイベント(を目指す)というものに、変わりはない」
「そこまでの道のりとして、タッグ、SANADAとのタッグはアリかな」

 

とのコメント。

 

7月シリーズビッグマッチ連発の「サマーストラグル」でIWGPタッグ王座挑戦の流れを頭の中で描いている?と思われます。

 

シングルプレイヤーとしてのイメージ強い内藤選手。
内藤選手が以前IWGPタッグのベルトを巻いていたのは、2010年1月4日東京ドームで裕二郎選手とのタッグでチーム3Dから奪取するまで遡ります。

 

なんと、10年以上IWGPタッグ王座に絡まなかったのは驚き。

 

東京ドームを睨みながら、存在感が埋没しないように、との思惑もありそうですが、内藤選手のIWGPタッグ戦線は新鮮。
しかも王者は、タイチ&ザック。面白くなる要素しかない!

 

 

試合後の大乱闘と飯伏の「やってやるよ」

セミファイナルの

 

 

飯伏幸太&マスター・ワト
vs
ジェフ・コブ&グレート-O-カーン

 

大阪城ホールシングルマッチ、最後の前哨戦。
試合を重ねる度にコブ選手の挑発が増していく一方。最後の前哨戦となったこの日も挑発に次ぐ挑発に、いよいよ飯伏選手がガチギレ。

 

勝負が決した試合後に大乱闘。場外でやりあう二人。と、飯伏の目が怖い!

 

バックステージでは「やってやるよ」の一言。
一言だけですが、逆に不穏過ぎて怖い・・・。

 

時折やってくる飯伏の「ガチギレ」。その具合がいよいよ頂点に達したよう。

 

大阪城ホールでは、どんな彼が見られるのか?

全試合結果

大会DATA
大会名:「Road To DOMINION」
会場:東京都・後楽園ホール
開催日時:2021年6月2日(水)
観衆:447人

 

試合結果
第一試合

20分1本勝負

 

EVIL&チェーズ・オーエンズ&○石森太二&エル・ファンタズモ
(11分47秒、片エビ固め)
棚橋弘至&本間朋晃&辻陽太&●上村優也

 

ブラディークロスからの片エビ固めで石森太二のピンフォール勝ち
第二試合

20分1本勝負

 

YOH&SHO&田口隆祐
(10分48秒、Out Of Print)
エル・デスペラード&金丸義信&●DOUKI

 

Out Of PrintでYOHのギブアップ勝ち
第三試合

20分1本勝負

 

タイチ&○ザック・セイバーJr&鈴木みのる
(2分24秒、クラキーキャット)
タマ・トンガ&タンガ・ロア&●外道

 

クラキーキャットでザック・セイバーJrのギブアップ勝ち
セミファイナル

30分1本勝負

 

ジェフ・コブ&&○グレート-O-カーン
(9分07秒、体固め)
飯伏幸太&●マスター・ワト

 

エリミネーターからの体固めでグレート-O-カーンのピンフォール勝ち
メインイベント NEVER無差別級6人タッグ選手権試合

60分1本勝負

 

<王者>後藤洋央紀&石井智宏&○YOSHI-HASHI
(31分15秒、バタフライロック)
<挑戦者>内藤哲也&SANADA&●BUSHI

 

バタフライロックでYOSHI-HASHIのギブアップ勝ち、王者が5度目の防衛に成功

 

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