鷹木信悟第三代IWGP世界ヘビー級王者に!2021年DOMINION

2021年6月8日記

 

DOMINION,大阪城ホール,IWGP世界ヘビー級王座

 

新日本プロレス・2021年6月7日開催「DOMINION」大阪城ホール大会の振り返りページです。

 

メインイベントは「第三代IWGP世界ヘビー級王座決定戦 オカダ・カズチカvs鷹木信悟」はラスト・オブ・ザ・ドラゴンでオカダ・カズチカからピンフォール勝ち!第三代王者に認定!

 

セミファイナル「飯伏幸太vsジェフ・コブ」は飯伏幸太が激勝!

 

第三試合の「IWGPジュニアヘビー級選手権試合 エル・デスペラードvsYOH」はピンチェ・ロコでYOHからピンフォール勝ち!王座初防衛!

 

 

 

高橋ヒロム「乱入」!

1日ずれで開催された2021年の「DOMINION」大阪城ホール大会。

 

そのオープニング、高橋ヒロム選手が地声で大声出しながら花道ダッシュで登場!

 

 

大胸筋断裂の怪我が完治したとの生報告が。
これはヒロムファンにとって嬉しい報告。

 

海外からの選手来日が困難な現状もあり、ジュニア選手の駒も不足しているでしょうし、やっと「主役」が帰還。
練習を再開したとのことで、復帰が楽しみですね。

 

しかし、この振り切った元気は塞ぎ込んだ世の中を照らしてくれて素晴らしい!
ありがとう、ヒロム!

 

 

気になる棚橋弘至と石井智宏の距離感

オープニングの10人タッグマッチ。

 

 

棚橋弘至&後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI&SHO
vs
EVIL&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ&石森太二&エル・ファンタズモ

 

本隊&ケイオス連合軍vsバレットクラブの一戦。

 

先発はチェーズ選手が棚橋選手を呼び込み・挑発。
両者で試合スタート。

 

と、棚橋選手がケイオス4人を制して出るとの意思を見せた時、その姿を石井選手だけ棚橋選手を全く見ずに「そそくさ」とコーナーへ。

 

最近の石井選手は、本隊に一言二言ありそうな気配なだけに、非常に不穏に見えた瞬間。
これから何か因縁が生まれそうな予感?

 

さて試合は、石森選手がブラディークロスでSHO選手からピンフォール勝ち。
IWGPジュニアタッグ王座への因縁勃発か?

 

そしてイービル選手がNEVER無差別級6人タッグのベルトで後藤選手を殴打!

 

「俺のベルトだ!」
と主張するイービル選手。

 

ケイオスvsバレットクラブで6人タッグの因縁も勃発ヘ。

 

 

内藤哲也&SANADA・IWGPタッグ王座正式挑戦表明!

第二試合

 

 

内藤哲也&SANADA&BUSHI
vs
タイチ&ザック・セイバーJr&DOUKI

 

先日の「Road To DOMINION」後楽園ホール大会で内藤選手が主張し始めた、タッグ戦線進出の件。
このタッグマッチでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとして挑戦の意思表明があるのかが注目された一戦。

 

先入場のLIJの3人。最後に登場の内藤選手。
しかし、大会場で聞く内藤選手のエントランステーマ「スターダスト」のスケール感たるや。
多幸感が物凄い。

 

と、解説席にいたヒロム選手を呼び込む内藤選手。ロープを開けてリングへ入れろ、と。
これはファンサービス。ナイス。

 

試合はSANADA選手のの新兵器「オースイスープレックス・ホールド」でザック選手からピンフォール勝ち!
王者チームの一人から直接ピンフォール勝ちで、挑戦の意思をリング上で直接王者組に。
内藤SANADA、IWGPタッグ戦線へ一歩前進、か。

 

ヒロム選手が言っていた内藤選手とSANADA選手が組むというのは

 

「見た事ない」
「想像がつかない」

 

と、同じユニットでも新鮮な視線。

 

内藤選手とSANADA選手といえば、2011年8月に新日本プロレス・全日本プロレス・プロレスリングノアが東日本大震災復興支援チャリティー大会「ALL TOGETHER」でタッグを結成。その試合後に、内藤選手がSANADA選手に対して「もう同じコーナーに立つことはない」とまで言い切った過去の因縁。

 

あの時の事を思えば「想像つかない」というヒロム選手の言葉も頷けます。

 

そんな背景を考えながら実現しそうなIWGPタッグ王座を巡るLIJとタイチ&ザックは味わい深くなりそうです。

 

 

IWGPジュニアヘビー級選手権試合

第三試合に行われた

 

 

IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<王者>エル・デスペラード
vs
<挑戦者>YOH

 

ジュニアのシングル王座初挑戦のYOH選手。これは非常に意外でした。いよいよ桧舞台に。

 

片や王者は、初防衛戦。
ベルト奪取が2月28日「CASTLE ATTACK」大阪城ホールから4ヶ月近く経過。

 

「レスリングどんたく2012」5月4日・福岡大会のコロナ禍もあり延期になっていた両者のタイトルマッチがようやく実現。

 

相変わらず、喋り数が多いデスペラード選手。挑戦者を挑発します。
一方のYouTubeの選手は、あくまで冷静に対応。

 

まさに両極端な雰囲気の両者。
だからこそ面白い一戦になりそうな、試合開始直後。

 

 

と、途中デスペラード選手、YOH選手の長期欠場の原因となった左膝に椅子攻撃!
そこから徹底した膝攻めに苦悶な挑戦者。
プロレスのセオリー通りの攻め。

 

 

反転攻勢。

 

今度は逆にデスペラード選手の足攻めのYOH選手。戦前語っていた「覚悟」が垣間見えた?

 

終盤、YOH選手の新兵器「Out Of Print」でギブアップ!を迫るも、ロープに手が届いたデスペラード選手。

 

一進一退の攻防から、最後はピンチェ・ロコからのピンフォール勝ち、初防衛に成功!

 

デスペラード選手は戦前からYOH選手に対して辛辣な言葉を浴びせ続けていましたが、YOH選手からは確かに「覚悟」が垣間見えたタイトルマッチだったように思います。

 

 

と、試合後にバレットクラブの石森&ファンタズモ乱入!
SHO&YOHへIWGPジュニアタッグ王座への挑戦表明!

 

そして石森選手がデスペラード選手にIWGPジュニア王座挑戦表明!

 

またしても混沌としてきたジュニア戦線!

 

 

飯伏幸太vsジェフ・コブの超人戦

セミファイナルのスペシャルシングルマッチ。

 

 

飯伏幸太
vs
ジェフ・コブ

 

遡れば飯伏選手。

 

4月4日「サクラジェネシス」でのIWGP世界ヘビー級選手権試合で、オスプレイ選手に敗れて初防衛に失敗。

 

試合後、ジェフ選手にぶん投げられるおまけ付きで、まさに堕ちていきました。。

 

4月29日「レスリング薩摩の国」鹿児島大会でのタッグマッチを経て、ようやく実現。

 

 

当初は「レッスルグランドスラム」ハマスタ大会での対戦を要望していた飯伏選手。
コロナ禍で興行が中止になり、まさに溜めに溜めての実現は、ちょいと見るのが怖いな、と。。

 

あの二人の超人的な肉体がぶつかり合い、その過程と結果がどうなるのか?どうなってしまうのか!?的な怖さが・・・

 

 

と、入場してきた飯伏選手の身体がさらにキレッキレ。
どうしたら、あんな肉体になるのか(苦笑)、凄いの一言。

 

片やコブ選手も負けじな肉体。
あの巨大でその場飛びムーサルトも放つ俊敏性は世界レベル。単純に凄いから、子供も釘付けになることかと。

 

でも飯伏選手、トップロープから雪崩式フランケンシュタイナーでぶん投げるあたりも、やっぱり超人!

 

 

後半。

 

コブ選手、ファイアーマンズキャリーからぶん投げる!飯伏選手が何回転した!?クルクル回って放り投げ捨てられる。
二人とも超人ですわ、これ。

 

終盤の展開

 

カミゴェを返したコブ!

 

 

ニーパッド外した飯伏!

 

 

カミゴェを狙うもハズレる!

 

 

逆転のコブゴェ!

 

 

両者ダウン!

 

 

カバーのコブ、返す飯伏!

 

 

一進一退!

 

 

グロッキーな飯伏を起こすコブ!

 

 

もつれ合いのなか、飯伏の両膝が突き刺さる!蒼魔刀!?

 

 

剥き出しの膝で正調カミゴェ!

 

 

勝負有り!

 

そして飯伏幸太の向かう先は、IWGP世界ヘビー級王座奪還へ−−−−−

 

 

第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦で登り詰めたドラゴン!

2021年「DOMINION」メインイベント

 

 

 

第三代IWGP世界ヘビー級王座決定戦
オカダ・カズチカ
vs
鷹木信悟

 

と、両者入場前の「レガシー&エボリューション」と題された煽りVが素晴らしい。
IWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルの歴史が垣間見えて、見入ってしまいます。

 

さて両者入場。

 

と、やはりオカダ・カズチカにはメインイベント、IWGPのタイトルマッチの場にはしっくり来ますね。まさに業界のトップであり、ミスターIWGPを名乗っても、誰からも文句はないでしょう。

 

それぐらい存在感。

 

 

さてこの試合の一つのポイントは、前王者であるオスプレイ選手の試合内容と、嫌でも比較される点。

 

それはとりわけ、オカダ選手に求められる立場。コロナ陽性判定を告白してから、復帰。

 

鷹木選手との前哨戦を1試合だけ行って、いきなりタイトル挑戦に。

 

オカダ選手のフィジカル・スタミナの復調具合が非常に気になり、そしてオスプレイ選手との比較に耐えうるのか?

 

 

前半はグラウンドでじっくり展開。
これぞIWGPの戦いとも言うべきかな。

 

 

と、鷹木選手がオカダ選手にタックルで突っ込んだシーン。
オカダ選手の受け身が何気に素晴らしい。
個人的には、体調・コンディションはだいぶ戻ってきてるんだなぁと、安心。

 

 

中盤。

 

オカダ選手が鷹木選手の攻撃を受けまくる!
が、それはまさに王者の責任。受けて受けて、最後に倍返し。
その姿をオカダ選手に見えました。

 

同時にオカダ王者時代が懐かしくもあり、で。

 

と、怒ったオカダ選手、反転攻勢でエルボー連打にマネークリップで締め上げる!

 

ツームストンを挟んで再度のマネークリップ!これはキツい!!

 

鷹木選手の足がロープに届いてブレイク。

 

 

25分経過。

 

場外で鷹木選手のMADE IN JAPANが炸裂!まさに「やっちゃったぁぁ!」な一撃。
福岡でオスプレイ選手に放った「机に向けて」のアレを思い出します。

 

場外カウント19でリングに生還のオカダ選手。大ダメージ。直後に串刺しパンピングボンバー。
死んでしまうで、しかししかし。

 

さらにトップロープからオカダ選手を担いだ鷹木選手はStay Dream!

 

これはキツすぎる。。。

 

 

終盤の展開。

 

 

鷹木、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで担ぐ!それを防ぐオカダ!

 

 

顔面エルボー連打の鷹木!

 

 

ドロップキックで返すオカダ!

 

 

レインメーカーの態勢!

 

 

龍魂ラリアットで返す鷹木!!

 

 

両者ダウン!

 

 

膝突き合わせてエルボー打ち合い!

 

 

立ち上がってエルボー打ち合い!

 

 

投げ捨てデスバレーの鷹木!

 

 

直後の鷹木のラリアット炸裂!

 

 

レインメーカーにいくオカダ!

 

 

が、鷹木のレインメーカー式パンピングボンバー!

 

 

正調式パンピングボンバー!カウント2で返すオカダ!

 

 

35分経過!

 

 

ラスト・オブ・ザ・ドラゴンに行く鷹木!いやがるオカダ!

 

 

強引に持ち上げたら、遂にラスト・オブ・ザ・ドラゴン発射!

 

 

鷹木ピンフォール勝ち!第3代IWGP世界ヘビー級王者に!

 

誰もがオカダ選手が勝つのでは?と思っていたので、正直ビックリな試合結果。
が、試合内容は文句なしのベストバウト級。

 

タイチ選手がTwitterでも呟いてましたが、コロナ明けでタイトルマッチ・36分ものロングマッチを戦い抜いた姿勢は、まさに超人。
凄いの一言。

 

バックステージコメントで

 

 

「IWGP世界ヘビー王座には縁がないのかも」と言っていたオカダ選手。
ここは「溜め」を作る時期か。

 

超人オカダのIWGP世界ヘビー級ベルトを巻く姿が見たいぞ!

 

 

一方の鷹木選手。
試合後のリング上に、次期挑戦者として、飯伏幸太を指名!

 

 

 

鷹木信悟vs飯伏幸太はどこで実現?

38才同じ年による、鷹木選手初防衛となるIWGP世界ヘビー級選手権試合はどこで実現となるか?

 

おそらく夏の「サマーストラグル」札幌2連戦2日目と予想します。

 

テレ朝チャンネルの生中継が2日目だけらしいので、そこではないかと。
大阪府立体育会館2連戦もありますが、大阪で2連続のタイトルマッチは無いと思います。

 

 

と、DOMINIONラストシーン。

 

花道を引き上げる鷹木選手。エプロンに置いたベルトにふと頭を下げた鷹木選手。
非常に印象的で、彼なりの様々な敬意が見えた瞬間。

 

昭和気質な私は、ファンになりそうです(笑)

 

全試合結果

大会DATA
大会名:「DOMINION 6.6 IN OSAKA-JO HALL」
会場:大阪府・大阪城ホール
開催日時:2021年6月7日(月)
観衆:3,045人

 

試合結果
第一試合

20分1本勝負

 

EVIL&チェーズ・オーエンズ&○石森太二&エル・ファンタズモ
(11分47秒、片エビ固め)
棚橋弘至&本間朋晃&辻陽太&●上村優也

 

ブラディークロスからの片エビ固めで石森太二のピンフォール勝ち
第二試合

20分1本勝負

 

YOH&SHO&田口隆祐
(10分48秒、Out Of Print)
エル・デスペラード&金丸義信&●DOUKI

 

Out Of PrintでYOHのギブアップ勝ち
第三試合

20分1本勝負

 

タイチ&○ザック・セイバーJr&鈴木みのる
(2分24秒、クラキーキャット)
タマ・トンガ&タンガ・ロア&●外道

 

クラキーキャットでザック・セイバーJrのギブアップ勝ち
セミファイナル

30分1本勝負

 

ジェフ・コブ&&○グレート-O-カーン
(9分07秒、体固め)
飯伏幸太&●マスター・ワト

 

エリミネーターからの体固めでグレート-O-カーンのピンフォール勝ち
メインイベント NEVER無差別級6人タッグ選手権試合

60分1本勝負

 

<王者>後藤洋央紀&石井智宏&○YOSHI-HASHI
(31分15秒、バタフライロック)
<挑戦者>内藤哲也&SANADA&●BUSHI

 

バタフライロックでYOSHI-HASHIのギブアップ勝ち、王者が5度目の防衛に成功

 

 

 

 

 

 

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