高橋ヒロム選手がまだ「高橋広夢」の頃の貴重な試合動画

2021年5月24日記

 

高橋ヒロム柴田勝頼,新日本プロレスワールド

 

高橋ヒロム選手のヤングライオンの頃の「高橋広夢」の頃の貴重な動画を発見。2012年9月・神戸ワールド記念ホールで、ヤングライオンの高橋ヒロム選手と、「喧嘩、売りに来ました」で新日本プロレスに復帰したあの柴田勝頼選手がその復帰第一戦で戦ってました。

 

 

試合背景

先日、新日本プロレスワールドで過去のアーカイブを流し見していたら、意外な顔合わせの試合を発見。

 

その試合は

 

桜庭和志&柴田勝頼
vs
井上亘&高橋広夢

 

の一戦。

 

 

この時、ヒロム選手はまだヤングライオンで本名の「高橋広夢」。
対する柴田選手と桜庭選手は、この前月の8月G1クライマックス・両国国技館大会に桜庭和志選手と急遽登場。

 

「喧嘩、売りに来ました」

 

の名言はあまりにも有名。

 

当時の新日本プロレスは、ブシロードが新日本を買収。

 

リング上でのストーリーラインは年頭の東京ドーム大会にて凱旋帰国した「レインメーカー」オカダ・カズチカ選手が話題をさらっていた時期。
棚橋弘至選手、中邑真輔選手、内藤哲也選手と、充実の一途を辿りつつ、リング内外でのイメージが洗練されていく、復興期の初期段階。

 

そのさなか、突如現れた桜庭選手と柴田選手は、その洗練さの対極に位置付けられた印象でした。
総合格闘技と、どこか匂う「昭和」なイメージ。

 

 

タッグマッチながら、リング上で接点があった両者。
ちなみに元新日本プロレスのレスラだった井上亘さん。2014年4月に怪我の影響で引退。
柴田選手とは同期の間柄。

 

なので「殴り込んできた同期」の新日本復帰戦のタッグマッチに指名されたと。
そのパートナーに当時バリバリのヤングライオンだったヒロム選手が抜擢されました。

 

ヒロム選手が2016年11月に「TIME BOMB」として凱旋帰国してからは、リング上で柴田選手と向かい合っていないはず。

 

なので、この動画自体、非常に貴重です。

 

 

試合展開:バチバチなヒロム選手

この試合はリアルタイムで観ていたのはずなのですが記憶になかったので見直してみると

 

・入場で吠えながら花道ダッシュ!
・桜庭&柴田に鋭い視線で睨みつける!

 

いやいや、まさに新日本のヤングライオン!

 

 

試合はそのヒロム選手と柴田選手からスタート。

・ヒロム選手が柴田選手にいきなりエルボーと張り手の連打で突っかかる!
・それを真っ向から受け止める柴田選手!

凄まじい幕開けに今見ても口ポカン。

 

 

そして今となっては貴重な桜庭選手とのマッチアップ。

・桜庭選手、ヒロム選手に張り手の連打!
・グラウンドで桜庭選手が制する!

さすがミスターPRIDE!とも言うべき実力をいきなり発揮。

 

試合は、柴田選手がスリーパーでヒロム選手を捕らえてからのPK炸裂!
柴田選手選手のピンフォール勝ちの短時間決着。

 

■柴田選手のバックステージコメント抜粋
「あっという間に終わった感じですね。1回やっただけじゃ、ちょっとわからないです」
と、ヒロム選手の感想は特になし。

 

■桜庭選手のバックステージ抜粋
「あの高橋選手っていう若い選手、結構威勢があっていいかなって」
と、ミスターPRIDEから意外な言葉。

 

■真壁刀義選手の当時のヒロム選手評抜粋
「高橋、よくやったじゃねえか。あいつにすりゃ上出来だ。よく頑張ったと思うぜ。思わねえか?あいつのキャリアでよ、喧嘩っ早さ、いいじゃねえか」

 

 

ヒロム選手の原点が観られる数少ないこの動画、ヒロム選手ファンの方は押えておいた方がいいですよ!

 

この試合を新日本プロレスワールドで見てみる

この試合の大会DATA・試合結果

 

大会DATA
大会名:「NJPW 40th Anniversary Destruction」
会場:兵庫県・神戸ワールド記念ホール
開催日時:2012年9月23日(日)
観衆:8,000人(超満員)

 

試合結果
第六試合

30分1本勝負

 

桜庭和志&○柴田勝頼
(3分3秒、体固め)
井上亘&●高橋広夢

 

PKからの体固めで柴田勝頼のピンフォール勝ち

 

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