GLEAT出撃の新日本プロレスSHOがUWFルールで勝利!

2021年7月2日記

 

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7月1日に行われた「GLEAT」旗揚げ戦・TOKYO DOME CITY HALL大会。

 

メインイベントで行われた「伊藤貴則vsSHO」は、三角締めでSHOのレフェリーストップ勝ち!他団体出撃で見事勝利!

 

 


↑全試合観れます

 

 

GLEAT旗揚げ戦と新日本プロレス参戦

リデットエンターテインメントが運営している新団体「GLEAT」。
CIMA選手率いるストロングハーツやカズ・ハヤシ選手、田中稔選手が同団体に移籍。

 

この日、7月1日TOKYO DOME CITY HALLにて旗揚げ戦を開催。
このコロナ禍で1,000人動員の超満員札め。素晴らしい結果に。

 

対戦カードは「プロレス」が4試合。
そしてリデットさんがこの令和に復活させるべくの「UWFルール」4試合の計8試合。

 

バラエティーに富んだマッチメイクの中、とりわけ注目されたのがメインイベントに登場するの新日本プロレス・六本木3KのSHO選手。

 

新日本プロレスが日本の他団体出撃というのは、異例中の異例。
しかも相手とルール、かつて1995年「新日本プロレスvsUWFインターナショナル」の団体対抗戦に背中を向けた田村潔志選手がプロデュースしているUWFルール。

 

様々なシチュエーションが揃った中でのメインイベント出場のSHO選手には、我々の想像以上の負荷が掛かっていたのでは?と思います。

 

 

覚悟の表情のSHO選手

全試合前に行われた全選手入場式。

 

最後から2番目に現れた六本木3K・SHO選手。
リングイン時に頭を下げたSHO選手。鋭い目付き。

 

この日は、お隣の後楽園ホールで、新日本プロレス「KIZUNA ROAD」開催。

 

所属している団体の試合を休んでまで他団体に出撃。
そんなことを踏まえるとSHO選手としては「絶対に負けられない戦い」との心持ちなのでは?と推測します。

 

 

メインイベントのUWFルールのシングルバウトは凄まじい緊張感

GLEATのリングに、他団体に流れるSHO選手の入場曲。
GLEATのリングの雰囲気にマッチしない違和感が逆にと最高!の一言。

 

 

対するは、元レッスル1の伊藤貴則選手。

 

メインイベントのみ、リングイン後に両者をリングコールするオールドスタイル。
リングアナウンサーは、あのパンクラスのリングアナ。

 

 

30分1本勝負のリデットUWFルール。
ハンドシェイクはなしで、コング。

 

 

2016年に海外遠征の際に柔術の練習もしていたSHO選手。
ブラジリアン柔術の青帯保持者と、ライガー選手ばりの「隠したナイフ」の持ち主。

 

伊藤選手のセコンドには田中稔選手らの姿。
SHO選手のセコンドは無し。YOH選手が来るかと思いきや。まさに単身・一人で殴り込み。

 

 

非常に緊張感高い展開。
観客が何も喋れない、固唾を飲むとはこのこと。
これがかつてのUWFの「シーン現象」。
皮肉にもそれがコロナ禍のこの令和に現出。

 

 

と、見るからに体重差がある両者。
伊藤選手がコーナーへ体重を生かしながら抑え込む展開。

 

 

リング中央でアームロックを狙うSHO選手。
中々決めきれない。
両者の荒い息遣いが聞こえて来る。
腕ひしぎで決めたが伊藤選手、ロープエスケープで逃げて減点1点。

 

 

再びスタンディング。
キックや掌底の打撃の応酬。

 

 

と、クシダばりのホバーボードロック!なアームロックを決めるSHO。
エスケープで減点2点。

 

 

経験の差からか、常に上から制圧にかかるSHO選手。

 

と、スパインバスター気味!から逆片エビ固め伊藤選手!
SHO選手エスケープで減点1点。

 

ここでSHO選手4点vs伊藤選手3点。

 

 

伊藤選手、キャプチュードで投げる!
が、SHO選手絡みついてスリーパー!切り返しを切り返し腕ひしぎ→三角締め!

 

伊藤選手、パワーで持ち上げて叩きつける!→ジャーマンでぶん投げる!
ダウンでSHO選手減点2点。

 

 

一気呵成の伊藤選手。
しかし冷静なSHO選手。グラウンドでしっかり裁く。

 

 

スタンディングで打撃の応酬!
受けまくるSHO!
ライオンマークの意地か。

 

 

お互い意地の投げ合い!
からの何度目かの打撃の応酬!
伊藤選手の気合いが凄い!
SHO選手は、ひたすら冷静に勝負所を探る感覚。

 

 

伊藤選手ハイキック炸裂でダウンのSHO!
減点3点!

 

ラリアット→ジャーマンのSHO!
と、腕を決めたSHO!
そのまま三角締めで決めてレフェリーストップ勝ち!

 

 

最後はシェイクハンドの両者。勝ち名乗りもそこそこに、そそくさと引き上げるSHO選手。
「人の庭」だから、か。

 

リングに残った伊藤選手の元にはGLEAT勢が集結して負けた伊藤選手を労いつつ、各選手がマイクアピールで興行締め。
いい興行でした!

 

 

■SHO選手のバックステージコメント

GLEATファンの皆さん、どうも。新日本SHOです。

 

オレがやることはただひとつ。

 

相手が新日本の選手だろうが、他団体の選手だろうが、オレは反対コーナーに立つ相手をどんなルールだろうが、どんな体重してようが、何人だろうが関係ねえ。倒すだけだ。

 

ただそれをやっただけだ。でも、伊藤選手、いいね。これを点で終わらせるか、それとも線につなげるか。伊藤、オマエ次第だ。

 

 

 

 

GLEATは面白い!

最初から最後までYouTubeで観戦させて貰いましたが、純粋に興行として面白かった!

 

プロレスとUWFルールの両輪は、これからの転がり方次第でファンが増えそうな予感。

 

個人的にはUWFルールに出場する若手選手のスキルアップが必須。

 

緊張感がさらに増していけばプロレスの試合とのコントラストが際立ち、個性的な団体になると思います。

 

新日本プロレスがまた参戦するかどうかわかりませんが、この日の緊張感は久々に味わいました。

 

時折、こういった緊張感はプロレスには必要な要素。

 

是非とも、「点」ではなく「線」になれば面白いのですが。さて・・・

 

GLEAT・TOKYO DOME CITY HALL全試合結果

大会DATA
大会名:「GLEAT Ver.1」
会場:東京都・TOKYO DOME CITY HALL
開催日時:2021年7月1日(木)
観衆:1,000人(超満員札止め)

 

試合結果
第一試合 GPROシングルマッチ

20分1本勝負

 

○エル・リンダマン
(8分27秒、ジャーマンスープレックス・ホールド)
●田村ハヤト

 

ジャーマンスープレックス・ホールドでエル・リンダマンのピンフォール勝ち
第二試合 GPROシングルマッチ

20分1本勝負

 

○井上京子
(6分29秒、エビ固め)
●宮城倫子

 

パワーボムからのエビ固めで井上京子のピンフォール勝ち
第三試合 GPRO6人タッグマッチ

30分1本勝負

 

CIMA○鬼塚一聖&入江茂弘
(11分44秒、ウラカン・ラナ)
●カズ・ハヤシ&渡辺壮馬&佐藤恵一

 

ウラカン・ラナで鬼塚一聖のピンフォール勝ち
第四試合 GPROシングルマッチ

30分1本勝負

 

○河上隆一
(17分26秒、片エビ固め)
T-Hawk

 

サンダーボルトからの片エビ固めで河上隆一のピンフォール勝ち
第五試合 リデットUWFダブルバウト

20分1本勝負

 

○松井大二郎&井上徹也
(8分57秒、ダブルリストロック)
田中稔&●渡辺壮馬

 

ダブルリストロックで松井大二郎のギブアップ勝ち
第六試合 リデットUWFシングルバウト

15分1本勝負

 

○橋本千紘
(4分50秒、アンクルホールド)
福田菜那

 

アンクルホールドで橋本千紘のギブアップ勝ち
セミファイナル リデットUWFシングルバウト

15分1本勝負

 

○船木誠勝
(7分58秒、チキンウィング・フェースロック)
●飯塚優

 

チキンウィング・フェースロックで船木誠勝のギブアップ勝ち
メインイベント リデットUWFシングルバウト

30分1本勝負

 

○SHO
(16分17秒、レフェリーストップ)
●伊藤貴則

 

三角締めでSHO選手のレフェリーストップ勝ち

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