週プロ表紙に思う「新日本プロレスとUWF」

2021年7月6日記

 

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今週の週刊プロレスの表紙は先日開催された「GLEAT」旗揚げ戦に参戦・メインイベントで激勝したSHO選手。
この表紙とキャッチコピーに新日本プロレスとUWFの歴史を感じざるを得ません。

 

「Uを貫く新日本の矢」

今週の週刊プロレスの表紙

 

 

GLEAT旗揚げ戦のメインイベント、伊藤貴則選手から勝利を手にした六本木3K・SHO選手。
新日本プロレスが日本の他団体に参戦というビッグニュースがグレート旗揚げ戦の話題をかっさらった結果、SHO選手は表紙に登場。

 

GLEAT的には旗揚げ戦に他団体の選手が表紙になるというのは、複雑なところでしょう。
また、この表紙に決めた週刊プロレス編集部の皆さんも、きっと勇気がいったことかなと。

 

この刺激的な表紙を受けて、GLEAT再度から一言二言あってもおかしくないでしょうし。

 

個人的に言わせてもらえればこの刺激的過ぎる表紙は、感性がグラグラと揺さぶられてしまいます。
だって、「新日本」「UWF」の文字が表紙に乗ってれば購入意欲が増してしまいます(笑)。

 

昭和からのファンは、グラグラと気持ちを揺さぶれ、買う人いると思いますし。

 

そして大事なのが、この表紙一つで色々語れてしまうという点。それだけに、今週の表紙はグッドで素晴らしい。
Y編集長の英断に拍手ですよ。

 

 

田村潔志の本音は?

と、この表紙を見ると、1980年代から始まった「新日本プロレス」と「UWF」の関係性。
時空を超えた今でも形を変えて続いてるという、ある種奇跡ともいうべき歴史の関係性。

 

 

新日本プロレスとUWFの関係性で欠かすことの出来ないトピックといえば、

 

1995年10月9日
「新日本プロレスvsUWFインターナショナル 全面戦争」

 

いわゆる「ジュッテンキュー」

 

新日本プロレス派の私は当日1階スタンドで観戦してました。
メインイベントの

 

■IWGPヘビー級選手権試合
<王者>武藤敬司
vs
<挑戦者>高田延彦

 

の一戦では、それまでのプロレス観戦で味わったことのない緊張感で、それはリングを注視するの躊躇うほど。

 

試合は足四の字固めで武藤敬司選手のギブアップ勝ち。
その瞬間、隣にいた見ず知らずの男性と「良かったですね!」とハグをしたのは、今ではいい思い出です(笑)。

 

 

このジュッテンキュー。

 

当時一人背を向けたUWFインターナショナル所属・田村潔志選手。
新日本プロレスと交わることを良ししなかった田村選手。

 

まさかあれから26年後に新日本プロレスと交わることになろうとは、彼自身思っていなかったでしょう。

 

新日本プロレスとGLEAT。
新日本プロレスとUWF。

 

GLEATがUWFを続ける限り、新日本プロレスと交わる可能性は0ではありません。
田村選手は今後の新日本選手の招聘には否定的。

 

しかし、どこかで切っても切れない関係なのかもしれない新日本とUWF。

 

SHO選手の勝利でエンドなのか?
続きがいつかやってくるのか?

 

それは26年前に一人背を向けた男の心の中に秘められている「UWF」の魂次第、か。

 

 

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