小島聡vsジョー・ドーリングの元三冠ヘビー級王者対決どんな内容だった!?

2021年6月14日記

 

小島聡,ジョー・ドーリング,IMPACTレスリング,新日本プロレス

 

アメリカのプロレス団体・IMPACTレスリングに遠征中の小島聡選手。
今回の遠征のクライマックスであるジョー・ドーリングとの三冠ヘビー級王者対決!どんなファイト内容になったのか?

 

 

 

 

遂に実現・元三冠ヘビー級王者対決

小島聡選手、今回のアメリカ・IMPACTレスリング遠征最大のトピックとなった

 

小島聡
vs
ジョー・ドーリング

 

のシングルマッチ。

 

かつて、武藤全日本プロレス時代の頃、三冠ヘビー級王座を争っていた両者が、まさか海を超えて、11年の月日の果てに実現するとは。

 

 

11年前の三冠ヘビー級選手権の試合結果
11年前の大会DATA
大会名:「2010 新春シャイニング・シリーズ」
会場:静岡県・浜北総合体育館
開催日時:2010年1月11日(月・祝)
観衆:2,300人(超満員)
メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合

60分1本勝負

 

<王者>○小島聡
(17分30秒、片エビ固め)
<挑戦者>●ジョー・ドーリング

 

ウェスタンラリアットからの片エビ固めで小島聡のピンフォール勝ち、王者が初防衛に成功


あの時は、小島選手が防衛で終わっている両者。

 

時が流れ流れて、この時代にまさかの再戦。

 

プロレスって、本当に面白いジャンルです。
何気なく観ていたことが、後年歴史となって積み重なっているんだな、ということを今回のシングルマッチに改めて感じました。

 

 

どうなった?試合内容雑感

先に入場はジョー・ドーリング。
テンガロンハットを被ったその様は、スタン・ハンセンさんや、元WWEスーパースターのジョン・ブラッドショー・レイフィールドを彷彿させます。

 

あとに入場の小島選手。
アメリカでの大一番に鳴り響く入場テーマ曲「RUSH」に、いつも以上の高揚感を覚えます。

 

 

試合開始。

 

ロックアップから始まったシングルマッチ。

 

しかしドーリング選手デカい!
リングのサイズが日本のそれより小さいようで、より彼の大きさが際立ちますね。日本にいたころより大きく見えます。

 

タックル合戦でもその大きさを利用し、小島選手を圧倒。
それでも諦めない小島選手、タックルでドーリング選手をふっ飛ばす!

 

アメリカで炸裂の小島選手胸筋ピクピク。頼もしいじゃないか!

 

と、実況のアナウンサーの方が「トリプルクラウン」の名を。
言うまでもなく、三冠ヘビー級王座のこと。

 

海外のリングで聞く三冠ヘビー級王座の名称。

 

IWGPヘビー級は「IWGP世界ヘビー級王座」へと変遷していきましたが、IWGPの次に古いタイトルが全日本プロレスの三冠ヘビー級王座。
その名がアメリカの団体から聞こえると、ニヤっとしてしまいますね(苦笑)。

 

 

試合中盤。

 

劣勢・防戦一方の小島選手。ドーリング選手のパワーとその大きさで攻め立てます。

 

ひたすら受けまくる小島選手でしたが、コーナーに振られてから反撃開始。
向かってくるドーリング選手にキックを一撃。

 

相手をコーナーを押し付けた所で、出ました、マシンガンチョップ!

対角のコーナーに振ったら、はいっ「いっちゃうぞバカヤロー!」

トップロープからダイビングエルボー投下!

 

いやいや、アメリカで最高かよ。

 

一気に巻き返していく小島選手。

 

 

が、ドーリング選手がスパインバスター!リングに叩きつけます!
身長があるだけに通常のそれよりもキツイか。

 

ダメージで場外に逃げた小島選手ですが、エプロンに叩きつけられさらに劣勢に、と思いきや、ドーリング選手の足元目がけてラリアット一閃!

 

大きい身体をあっという間にぶっ倒す右腕はまだまだ健在、意地を見せるコジ。

 

 

試合後半。

 

パワーボムの体勢に入ったドーリング!

頭上でコジがパンチで回避!

後頭部にラリアット炸裂!これはキツイ

コジコジカッターがリングど真ん中で!

右腕のパッドを取ったコジ!ラリアットの体勢へ!

が、ドーリングが担ぎファイアーマンキャリーで投げ捨てる!

コジの腕を捕まえながらラリアット!

カウント2で返すコジ!

と、再びパワーボムで担いだドーリング!

そのまま旋回式でぶん回しパワーボムのスピニングパワーボム!

カウント3!

 

 

久しぶりに見た、元三冠ヘビー級王者の旋回式のパワーボム。
2m近い彼の上背から落とされたら、ひとたまりもありませんよね・・・。

 

残念ながら負けてしまった小島選手。
が、先日の永田選手同様、アメリカマットを通して「第三世代、まだまだ健在」を見せつけた格好に。

 

と、今回の負けは、ただの「点」で終わるのか?
もしかしたら、日本で「線」になるのか?

 

日本でも観たいな、元三冠ヘビー級王者対決!

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