小島聡vsジョー・ドーリングの元三冠ヘビー級王者対決どんな内容だった!?
アメリカのプロレス団体・IMPACTレスリングに遠征中の小島聡選手。
今回の遠征のクライマックスであるジョー・ドーリングとの三冠ヘビー級王者対決!どんなファイト内容になったのか?
IMPACT's Against All Odds event saw Satoshi Kojima do battle with Joe Doering!
— NJPW Global (@njpwglobal) June 13, 2021
Check out the match in full now on @njpwworld!https://t.co/51943bEHbw#njpw #AgainstAllOdds pic.twitter.com/MtrHofCmDK
現地時間6月12日(土) 小島選手がIMPACT WRESTLING ##AgainstAllOdds に参戦??
— njpwworld (@njpwworld) June 13, 2021
Violent By Designのジョー・ドーリングと因縁のシングルマッチ!#新日本プロレスワールド でこの試合を配信開始!https://t.co/8h8l8ho3bS#njpwworld @IMPACTWRESTLING pic.twitter.com/abiDvtYUm8
遂に実現・元三冠ヘビー級王者対決
小島聡選手、今回のアメリカ・IMPACTレスリング遠征最大のトピックとなった
小島聡
vs
ジョー・ドーリング
のシングルマッチ。
かつて、武藤全日本プロレス時代の頃、三冠ヘビー級王座を争っていた両者が、まさか海を超えて、11年の月日の果てに実現するとは。
11年前の三冠ヘビー級選手権の試合結果
11年前の大会DATA
メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合
60分1本勝負
<王者>○小島聡
ウェスタンラリアットからの片エビ固めで小島聡のピンフォール勝ち、王者が初防衛に成功
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あの時は、小島選手が防衛で終わっている両者。
時が流れ流れて、この時代にまさかの再戦。
プロレスって、本当に面白いジャンルです。
何気なく観ていたことが、後年歴史となって積み重なっているんだな、ということを今回のシングルマッチに改めて感じました。
どうなった?試合内容雑感
先に入場はジョー・ドーリング。
テンガロンハットを被ったその様は、スタン・ハンセンさんや、元WWEスーパースターのジョン・ブラッドショー・レイフィールドを彷彿させます。
あとに入場の小島選手。
アメリカでの大一番に鳴り響く入場テーマ曲「RUSH」に、いつも以上の高揚感を覚えます。
試合開始。
ロックアップから始まったシングルマッチ。
しかしドーリング選手デカい!
リングのサイズが日本のそれより小さいようで、より彼の大きさが際立ちますね。日本にいたころより大きく見えます。
タックル合戦でもその大きさを利用し、小島選手を圧倒。
それでも諦めない小島選手、タックルでドーリング選手をふっ飛ばす!
アメリカで炸裂の小島選手胸筋ピクピク。頼もしいじゃないか!
と、実況のアナウンサーの方が「トリプルクラウン」の名を。
言うまでもなく、三冠ヘビー級王座のこと。
海外のリングで聞く三冠ヘビー級王座の名称。
IWGPヘビー級は「IWGP世界ヘビー級王座」へと変遷していきましたが、IWGPの次に古いタイトルが全日本プロレスの三冠ヘビー級王座。
その名がアメリカの団体から聞こえると、ニヤっとしてしまいますね(苦笑)。
試合中盤。
劣勢・防戦一方の小島選手。ドーリング選手のパワーとその大きさで攻め立てます。
ひたすら受けまくる小島選手でしたが、コーナーに振られてから反撃開始。
向かってくるドーリング選手にキックを一撃。
相手をコーナーを押し付けた所で、出ました、マシンガンチョップ!
↓
対角のコーナーに振ったら、はいっ「いっちゃうぞバカヤロー!」
↓
トップロープからダイビングエルボー投下!
いやいや、アメリカで最高かよ。
一気に巻き返していく小島選手。
が、ドーリング選手がスパインバスター!リングに叩きつけます!
身長があるだけに通常のそれよりもキツイか。
ダメージで場外に逃げた小島選手ですが、エプロンに叩きつけられさらに劣勢に、と思いきや、ドーリング選手の足元目がけてラリアット一閃!
大きい身体をあっという間にぶっ倒す右腕はまだまだ健在、意地を見せるコジ。
試合後半。
パワーボムの体勢に入ったドーリング!
↓
頭上でコジがパンチで回避!
↓
後頭部にラリアット炸裂!これはキツイ
↓
コジコジカッターがリングど真ん中で!
↓
右腕のパッドを取ったコジ!ラリアットの体勢へ!
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が、ドーリングが担ぎファイアーマンキャリーで投げ捨てる!
↓
コジの腕を捕まえながらラリアット!
↓
カウント2で返すコジ!
↓
と、再びパワーボムで担いだドーリング!
↓
そのまま旋回式でぶん回しパワーボムのスピニングパワーボム!
↓
カウント3!
久しぶりに見た、元三冠ヘビー級王者の旋回式のパワーボム。
2m近い彼の上背から落とされたら、ひとたまりもありませんよね・・・。
残念ながら負けてしまった小島選手。
が、先日の永田選手同様、アメリカマットを通して「第三世代、まだまだ健在」を見せつけた格好に。
と、今回の負けは、ただの「点」で終わるのか?
もしかしたら、日本で「線」になるのか?
日本でも観たいな、元三冠ヘビー級王者対決!