辻陽太・上村優也ヤングライオン試練の5番勝負初日はどうなった!?

2021年6月15日記

 

辻陽太,上村優也,ヤングライオン,試練の5番勝負,20210614,後楽園ホール

 

新日本プロレス「KIZUNA ROAD」開幕戦、6月14日後楽園ホール大会。

 

第一試合と第二試合で行われた注目のヤングライオン・辻陽太選手、上村優也選手の「試練のシングル5番勝負」の初日はどうなった!?

 

鷹木信悟選手が大箱会場での飯伏幸太選手を相手にしたIWGP世界ヘビー級選手権試合を要求!

 

 

ここ1番を出させた先に将来からの光「みのるvs上村

 

 

上村優也選手、昨年からアピールし続けてきた、鈴木みのる戦。このタイミングで実現。
この試合、最初から最後まで

 

「新日本プロレス伝統の第一試合」
「猪木的昭和ストロングスタイル」

 

とも言うべき内容で、個人的には大満足。
令和のこの時代に、この毛色の試合は異質。

 

特にみのる選手のこの日の姿勢が「第一試合」を意識していたのでしょう。

 

試合内容以外にそれを特に感じたのが、みのる選手の髪型が、いわゆる丸坊主。
これは第一試合というポジション、相手がヤングライオンということへのメッセージ・謎かけか?

 

さすがのプロフェッショナルぶりに脱帽です。

 

 

さてその試合、終盤。
みのる選手、ここ1番のドロップキックがまさかの第一試合で炸裂!

 

これには驚き。

 

タイトルマッチやポイントとなる試合でしか出さない奥の手、ドロップキック。
これをヤングライオン相手に繰り出すとは。

 

一方で、得意のかんぬきスープレックスが出せなかった上村選手

 

試合はこの1発で実質的にみのる選手の勝ちとも言えるのでしょう。

 

が、「ここ一番」を出させたとも言える側面も。

 

ここ一番をその身で味わった上村選手。
ここ一番の向こう側に何を感じたのでしょうか?

 

 

全てをぶつけあう師弟対決「棚橋vs辻」

 

新日本プロレスファンなあご存知、棚橋選手と辻選手は師弟関係。棚橋選手の付き人をしている辻選手。
プロレスの世界に招き入れたのは、自由が丘駅で辻選手をスカウトした棚橋選手。

 

こういった経緯で巡り巡って実現した師弟対決。

 

その試合内容は、辻選手が持っているものを全て叩きつける熱量の高い内容に。

 

 

試合途中。

 

途中、インディアンデスロックから鎌固めに移行したかった棚橋選手。
一瞬のためらいはご愛嬌(笑)

 

 

棚橋選手の脚を持ち上げ、リングに叩きつける辻選手。膝攻め。
ヤングライオンでここまで非常な展開は単純に凄いなと。

 

テキサスクローバーホールドの棚橋選手。
リング中央でこれはきつい!が、なんとかロープに手が届きエスケープ。

 

その後、辻選手がまさかのリバース・ゴリースペシャルで捕獲!
が、クランチアップで起こす棚橋選手。
流石の、腹筋力。

 

 

その後、辻選手のジャイアントスイング!
スピアでピンフォール迫るも返す棚橋!
辻選手、リング中央でボストンクラブ!
今度はギブアップを迫る!

 

トドメとばかりに、トップロープからストゥーカースプラッシュ投下!
もう、もてるものを全て出す覚悟が伝わりますね。

 

2度目のテキサスクローバーホールド!

 

単純に試合として面白かった!
第二試合のクオリティと思えぬ熱量。

 

未来は明るいぞ。

 

 

鷹木信悟が大箱会場での防衛戦を要求!

メインイベントでの8人タッグマッチ

 

鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHI
vs
タイチ&ザック・セイバーJr&エル・デスペラード&金丸義信

 

の一戦。

 

タイチ&ザックvs内藤&SANADAのIWGPタッグ抗争の口火を切る8人タッグマッチ。

 

一方の鷹木選手の当面のテーマである飯伏選手とのIWGP世界ヘビー級王座防衛戦。
この日はマッチメイクの編成上からか、飯伏選手はオフ。
翌日から前哨戦がスタート。

 

と、この日はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで金丸選手からピンフォール勝ち。
その試合後、鷹木選手から思わぬ要求が。

 

 

■鷹木選手のマイクアピール

来た来た来た〜!

 

俺が後楽園ホールで試合をするのは約二週間ぶりだ。
ということは、知らないヤツもいるかもしれんから、あらためて報告しよう。
俺が!第3代IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟だ!

 

今年は浮き沈みの激しい俺たちだが、このベルトをきっかけで、俺だけじゃねえ、ユニットとしても!
新日本のてっぺん、目指そうじゃねえか、オイ!

 

それから、俺は新日本に、新日本に対して怒ってんだよ。

 

6.7大阪城ホールで、俺はこのベルトを奪った試合後、飯伏を呼び込んで対戦要求した。飯伏も対戦を受諾した。

 

なのに新日本プロレス!どういうことだ?いつまで経ってもタイトルマッチ、発表されねえじゃねえか。どういうつもりだ!?

 

俺がベルトを獲ってもなお、発言権がないっていうのか?

 

だったら!もっと要求してやろうじゃねえか、オイ!

 

飯伏とだったら、どこでも構わない。そう言ったが、その発言は撤回する。撤回だ。

 

俺と飯伏の対決、初代と3代目の頂上決戦だ。オイ、新日本!それ相当の最高の舞台を、用意しろ!

 

もう一回言っておこう、俺と飯伏のタイトルマッチ、それ相当、最高な舞台を用意しろ!

 

よし、このベルトを通行手形に新日本プロレス、いや! プロレス界のてっぺん目指して、龍のごとく、駆け上っていくぞー!

 

 

鷹木選手選手が要求「最高な舞台」とは、一体どこを指しているのか?

 

日本で最高な舞台と言えば延期になっている

 

辻陽太,上村優也,ヤングライオン,試練の5番勝負,20210614,後楽園ホール

 

こちらしかないか!?

 

奇しくも

 

 

「今夏での東京ドーム開催を予定している」レッスルグランドスラムとなるのか?

 

今年から新設された同王座。
初代王者が初防衛戦で敗れる、第二代王者が怪我でタイトル返上と混沌続き。

 

次期防衛線の不透明感が拭えない、これまら混沌感。

 

どうなる、IWGP世界ヘビー級戦線!?

全試合結果

大会DATA
大会名:「KIZUNA ROAD」
会場:東京都・後楽園ホール
開催日時:2021年6月14日(月)
観衆:347人

 

試合結果
第一試合

20分1本勝負

 

○鈴木みのる
(13分55秒、逆片エビ固め)
●上村優也

 

逆片エビ固めで鈴木みのるのギブアップ勝ち
第二試合

20分1本勝負

 

○棚橋弘至
(13分36秒、テキサス・クローバーホールド)
●辻陽太

 

テキサス・クローバーホールドで棚橋弘至のギブアップ勝ち
第三試合

30分1本勝負

 

後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI&○矢野通
(12分29秒、横入式エビ固め)
EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&●邪道

 

横入式エビ固めで丸め込んで矢野通のピンフォール勝ち
セミファイナル

30分1本勝負

 

○オカダ・カズチカ&YOH&SHO
(11分44秒、マネークリップ)
石森太二&エル・ファンタズモ&●外道

 

マネークリップでオカダ・カズチカのギブアップ勝ち
メインイベント

30分1本勝負

 

○鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHI
(14分48秒、片エビ固め)
タイチ&ザック・セイバーJr&エル・デスペラード&●金丸義信

 

ラスト・オブ・ザ・ドラゴンからの片エビ固めで鷹木信悟のピンフォール勝ち

 

 

 

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