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グレート・オーカーンの自己プロデュース力

2022年4月5日記

 

新日本プロレス,ファンブログ,グレートオーカーン

 

幼児を痴漢守ったことで今話題のグレート・オーカーン選手。

 

今回のこの件でさらに如実になった彼の自己プロデュース力。

 

がよく練られていて、まさに令和のプロレスラー像と言えるのでは?を考察してみました。

 

 

 

 

2020年10月、G1クライマックス両国大会。
「オカダ・カズチカvsウィル・オスプレイ」戦に乱入にて帰国を果たしたオーカーン選手。

 

その風貌から当時はキワモノ系な味付けがされたキャラクターレスラーの方向にいく?と思われた彼。

 

新日本プロレスでキワモノ系といえば、キャプテン・ニュージャパンの前の人の「ヒデオ・サイトー」(平澤光秀さん)。

 

永田選手との抗争、G1クライマックスにて、各試合リングコスチュームを変えるなど話題になった時期もありましたが、今振り返ると、新日本プロレス2010年代の黒歴史?と言われてもやむなしだった気がします。

 

その黒歴史を受け継いでしまうのか?と、心配と少々の揶揄の声があった当初のオーカーン選手。

 

 

が、蓋を開けてみれば、尻上がりに・確実に人気・知名度がアップ。
ここ最近の新日本プロレスで

 

「海外から帰国→主力に跳ね上がる」

 

で成功したのは、2012年のレインメーカーショックのオカダ・カズチカ選手まで遡りますよね。

 

オーカーン選手の今日の人気度は興行会社としての新日本プロレスも想像していなかったのでは?

 

オーカーン選手の人気の秘訣とは?
もちろん、彼の個性・レスリングというバックボーンもあります。

 

 

個人的に思ったその秘訣は、2020年代、そして令和に生きるプロレスラー、引いてはビジネスを伸ばしていくという視点から大事なのでは?と、オーカーン選手に感じざるを得ません。

 

 

自己プロデュース力の塊

オーカーン選手の人気の高さは、SNSを通じた自己プロデュース力の高さにあるのでは?と考えます。

 

もちろん、多くのレスラーの方々はTwitterやInstagramを代表するSNSを利用されています。

 

が、オーカーン選手のSNS、特にTwitterから強烈な個性を感じます。

 

「グレート・オーカーン」というキャラクターを完全に纏った彼が発する言葉は、グレート・オーカーンなのです余、ということ。

 

「岡倫之」という本性を完全に捨て去り、オーカーンというキャラクターと共に生きるという、断固たる決意を一つ一つの呟きに感じる事が出来ます。

 

その証拠が女性ファンからの人気の高さ。
失礼を承知ながら、まさかあの風貌で女性の方々の人気が出るとは思いませんでした。
(ごめんなさい、オーカーン選手m(_ _)m)

 

 

時に顔を出す「素顔」が女性ファンと生粋のプロレスファンを刺激する

オーカーン選手の魅力の一つは、時に見せる「向こう側の本音と本性」と個人的に思います。

 

例えば、試合後バックステージコメント(通称バクステ)での「??しゃらくせぇ!」

 

例えば、時折匂い立たせる「岡倫之」の顔。
これは、本当に時々。時々だけど、それが強烈なスパイスになり、我々の舌を唸らせるわけで。

 

その「岡倫之」の匂いが全面に出たのが、昨年11月・大阪大会ビッグマッチ。

 

 

■KOPW2021争奪戦・アマチュアレスリングルール
《保持者》矢野通vsグレート・オーカーン《挑戦者》

 

レスリングにバックボーンがある両者による、アマチュアレスリングルールでのKOPW争奪戦。

 

試合は、矢野通選手が勝利を収めたわけですが、オーカーン選手の素地となっているレスリング力を結果的にに知らしめた一戦になりました。

 

この試合を見たうるさ型のファンも唸った一戦。
岡倫之の実力を見せつけた一戦。

 

岡倫之としての顔を全面に押し出したのは、帰国してからはこの試合だけ。
これ以降は、グレート・オーカーンとしてキャラクターを真っ当しています。

 

 

そして幼児の女の子を暴漢から救った彼。

 

普段出ることのないメディア向けのインタビューなどでは、時々敬語も出ますが、しっかりと「キャラクター」を意識・守りながら発した言葉のバランス力が素晴らしい。

 

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